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Designer Interview【seya.】

WOMENS |

MAIDENS SHOP WOMENをオープンするにあたって、MUSEとして掲げているGeorgia O’Keeffe。
自立した革新的な女性という繋がりから、シーズンで新しく取り扱うブランドを中心に、デザイナーのご紹介をさせていただきます。

今回は、今シーズンからお取り扱いをスタートした、「seya.(セヤ)」をご紹介します。

seya.は、パリ在住のクリエイティブディレクター、瀬谷慶子氏が手がけるブランド。コレクションは、”旅”をコンセプトに、特別な素材を取り入れ、ミネラルな色をベースにしています。ファッションから生活雑貨、香りまで素材感のあるスペシャルなもの。旅に持っていく際の実用性も兼ねています。ノージェンダーでピュア、オーガニック。シーズンを越えたリラックスしたエレガンスを提案します。

For Citizens of the world
違う文化の違う生活の中で生きてきた人たちを理解して共感、
国ではなく 世界の住人として地球の財産である文化と自然を考える。
毎シーズン違う土地に旅をしてFashion, Objet, Scent などを
seyaの感性を通して洗練されたものをクリエートしています。

世界の様々な場所の、その土地の自然環境から
昔から理由があって存在している素材や形、色、香り、音……
ものの存在の理由がわかる原点に戻りたい。
資本主義で忘れ去られつつある土地それぞれの大切な文化、
技術が存続してほしいと思っています。
毎シーズン変わっていく消費対象でしかなくなったFast Fashionでなく
インダストリアルな産業としてのファッションでなく
コマーシャリズムに焦点を合わせた雑貨ではなく
大切な自然環境と文化を考慮した取り組みをしたい。
というところから始まりました。

Seyaのオブジェは全て世界のあちこちで出会った職人に
ハンドメイドのオブジェを作ってもらっています。

For the Citizens of the world,
seya. aims at understanding
the different cultures and different ways of life throughout the world ;
Thinking of the world’s patrimony not as inhabitant of a country
but as inhabitant of the world.

Every season, we travel to different regions to create fashion, object, scent
that matches both seya.’s sensitivity and the urban way of life.
seya. is a nomad.
seya. is urban.
seya. is a spirit.

Each community has objects
that have been created from the earliest times. These objects,
which are part of their culture, were created in harmony with their natural environment to serve a specific purpose.
Therefore, they have particular shapes, colors, scent, sound…
That is what we wish to go back to, the essence of objects, their origin.

Our project is to take into account the environment from which objects were born.
We either employ materials that are exclusively fabricated for us
or that we have carefully selected to make sure it is environmentally friendly.
seya.’s object is made in our travel destination,
all handmade by workers that we encounter around the world,

ではここからデザイナー瀬谷慶子さんへのインタビューを。

1. あなたの経歴について教えてください。
Could you please tell us about your background?

大学で日本文学の古典と折口信夫の民俗学を学びました。日本で雑誌の編集とライターをした後に、ファッションページの編集に興味があって渡仏して、ファッションエディターのアシスタントをした後、独立して90年代にJalouse, ID, tankなどのファッションエディターをした後、cristaseyaをコンセプトから立ち上げ、2016年にseya.を始めました。

2. 自分のブランドを始めたきっかけは何ですか?
What made you start your own brand?

ファッションエディター時代に、2000年になって毎シーズン新しく出てくる服をみて、無理やりシーズンごとに作っているような気がして、買って着たいという服がなくなり、虚しくなり、ファッションではないことをしようと思いました。
でもよく知っているのはファッションだったので、インダストリアルに巻き込まれないでない服と、見たことのないオブジェや香りを作ろうと思って始めました。

3. デザインを考えるときに心掛けていることはありますか?
What is something that you keep in your mind when thinking about design?

アイデンティティを忘れないこと

4. あなたがインスピレーションを受けている女性は誰ですか?
Who are some of the women for whom you are inspired?

特にいないです。

尊敬する女性は

レニ リーフェンシュタール


ヒトラー時代のドイツで、初の本格的長編オリンピック公式記録映画の監督を務めた女性。
ダンサー、女優、映画監督、ダイバー、写真家、そして、100歳の時に映画監督として最後の仕事をやり遂げ、101歳には長年の助手を務めた男性と結婚した、という人生をしっかりと謳歌した女性。

宇野千代

日本の小説家、編集者、着物デザイナー。多くの著名人との恋愛・結婚遍歴を持ち、その波乱に富んだ生涯はさまざまな作品の中で描かれている。

川久保玲

言わずもがな、コムデギャルソンのデザイナー。80年代のパリでタブーとされる真っ黒な服を使ったコレクションを発表し、物議を醸しだしたことで有名。

5.最近力を入れていること、今後チャレンジしたいことはありますか?
Are there any things you are focusing on recently or would like to challenge in the future?

はい。たくさんありすぎて覚えていないです。。

6.人生において最も大切にしたい事は何ですか?
What do you think are the most important aspects of life?

風通しがいいこと、自由でいること。頭も、心も、体も。


いかがでしたでしょうか。言葉は少なくても、信念を感じられるインタビューとなりました。特にseya.をスタートするきっかけになり、どういったものを生み出していきたい、というのは洋服だけにとどまらず提案しているseya.のクリエーションからとても伝わりますね。

今回は初めて展示会にお伺いしたのですが、こちらの陶器にはとても目を奪われました。瀬谷さんが旅をしていた中で出会った、パタゴニア(アルゼンチンとチリの両国にまたがる、南アメリカ大陸の南緯40度付近を流れるコロラド川以南の地域の総称。)のアーティストが作る陶器。鉄を酸化させて一つ一つ違った表情になる面白い作品です。

小さな店ではありますが、こういった面白い取り組みも今後少しづつ紹介して行けたらと思います。洋服もトレンドに左右されず長く着ていただけるものばかりです。ぜひお店で手に取ってみてくださいね。

WEBでもご紹介しておりますので、ぜひこちらでラインナップもご覧ください。

THE STORE by maidens

古田

MAIDENS SHOP WOMEN

〒150-0001
東京都渋谷区神宮前2-20-9
TEL  03-5772-5088
MAIL  women@maiden.jp
WEB  http://shopwomen.maiden.jp/
INSTAGRAM  maidensshop_women

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☎:03-5772-5088

✉:women@maiden.jp


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2022/12/08

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