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RIER — new brand from france

こんにちは、古田です。今回は、この秋冬からスタートした”RIER(リア)”をご紹介いたします。

【RIER】

Rierは、アンドレアス・スタイナーが2019年にパリで設立したブランド。パリをベースとしているが、彼が生まれ育った南チロル(ヨーロッパ中部にある、オーストリアとイタリアにまたがるアルプス山脈東部の地域)の精神を受け継ぎながら、伝統的で上質な服を提供しています。Rierはコレクションごとに、イタリアンアルプスで過ごした彼の子供時代を揺り動かしたウェアを再発見しています。

また生産背景にもこだわり、地元の職人との協力のもと、責任を持って調達された天然素材を使用し、透明性のあるサプライチェーンを構築することに深くコミットしています。現代のライフスタイルの杭にフィットする、実用的で本質的、かつ縮小されたデザインを生み出しています。

デザイナーのアンドレアス・スタイナー氏

今回初めて展示会にお邪魔し、まず素材の良さに感銘を受けました。触れずともわかる、上質感。そして、程よくチロル地方の伝統的な意匠を取り入れながら、モードな空気もまとうことができる。一瞬で虜になりました。それもそのはず、デザイナーのスタイナー氏は、プラダ、ミュウミュウ、ルイ・ヴィトンでキャリアをスタートさせ、2021年のLVMHprize®の最終選考に残った経歴の持ち主。ブランドのテーマが”TYROLEAN PANK(チロリアン・パンク)”。ブランド自体はユニセックスですが、デザインに仄かなフェミニンも感じ取れるデザインです。

WALKER COAT UTILITY / ¥173,800 (tax-in)
Col : Flowers Treebark
Size : M

まず一番最初に目がいったのがこの花柄のアイテム群。。。こちらもただ可愛いではなくチロル地方に伝わる伝統的な柄なのだとか。歴史的にアルパインの衣装を飾るために使用され、男性だけが着用していたそう。各村には、独自の代表的な花があり、今回はその特別な柄を様々な型に落とし込まれていました。このコートの形はRIERでもベーシックなコート。当店ではブラウンベースをオーダーしました。素材がウール 100% をニットのように織り、フェルトで仕上げたもので、シワになりにくく、非常に軽いです。

同じ素材でベストもオーダーしていましたが、こちらはご紹介前にSOLD OUTしてしまいました。

LONG TUNIC OPEN BACK / ¥154,000 (tax-in)
Col : Flowers Treebark
Size : M

こちらは後ろがパックリと開いたチュニックワンピース。アルプスの農家が着用する実用的なエプロンに着想を得たシルエット。ですが流石のRIER、現代らしく落とし込まれています。素材はシルクのような光沢がありますが、コットンのポプリン生地。おうちでお洗濯できます◎

ポケットは、昔の羊飼いスモックなどのディテールと同じで、何かの上に着る前提なのでインナーのポケットに手が届く仕様となっています。こちらはいつものスタイルにオンするだけで、全く違う雰囲気に。

WRAP SKIRT/ ¥198,000 (tax-in)
Col : Loden Paint Natural Brush
Size : M

こちらはラップスカート。片側に隠しホーンボタンが 1 つ付いた形が特徴で、反対側には調整可能なストラップがあり、ウエスト下部にフィットします。写真のようにパンツと合わせたり、タイツやブーツで合わせても。そしてこの生地！RIERではベーシックに使用されているダブルローデン生地は、歴史あるオーストリアの工場で何十年にもわたって生産され来たものを使用。他のダブルフェイス生地と比較して、より耐久性があり、軽量で柔らかいのが特徴です。滑らかで光沢のある生地に、今回はスペシャルなコラボレーション。南チロルの象徴的なデザイナー Martino Gamper と共作で作った生地。リアの生地に、彼が発明したアクションペイント技術を採用してペイントされています。こういった染めは少しストリートになりがちなのですが、リアらしく上品にまとまっています。メイデンはこの生地に恋をしていくつかオーダーしています。WOMENではもうひとかた、TUNICをオーダー。