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NEW BRAND – seventyfive from UK

こんにちは。今回もまたまた新ブランドのご紹介です。

“seventyfive (セヴンティファイブ) ”
イギリスを拠点とする中国出身の女性デザイナーのブランドです。彼女はロイヤルカレッジオブアートを卒業し、在学中にAnn Demeulemeesterなどでインターンを経験。卒業後はイギリスのファッションブランドでデザイナーとして経験を積み、2020年よりseventyfiveをスタートさせました。

ブランドを立ち上げた現在もイギリスをベースとして活動し、ノースロンドンのスタジオでデザイン、制作、生産を全て行っています。スローファッションの哲学を実践し、ヴィンテージやアップサイクルの生地を使用し、染色も自社で天然染料で生産しています。さらに縫製もしっかり目の届く範囲で行うことで、長く生き続けることのできる服を作っています。

デザインには彼女のルーツである”中国の美意識”に着目し、19世紀末から20世紀初頭の中国の記録写真や雑誌、イラストレーション、そして家族の写真などをイメージソースにしながら、そのアイデアを現代のフィルターを通して表現しています。

では早速商品のご紹介です。

Pipa vest / ¥96,800 (tax-in)
col . Mixed Colours

まずはハッとするカラーが目を引くベスト。”pipa(ピーパー)”という名前を商品に使用されていますが、pipaの意味は中国琵琶ということで、”pipa style”＝すなわち19世紀末頃の女性が琵琶を弾く際に着ていた服装からインスパイアされているよう。このベストはその時代に着られたアーカイブからインスパイアされている。

探してみると、こういったVintageのアイテムが見つかりました。

フロントのデザインは、昔の中国の衣装などで調べるとバンドカラーでボタンは少し右側に身生地が入って止まるデザインが良く見られ、そのイメージを現代解釈されているよう。生地はVintageの生地をパッチワークで使用している。少し首元が開くし、アームホールも広いデザインなので、もう少し寒くなればニットなどと合わせても。

Merchant’s Trousers / ¥85,800 (tax in)
col. Ivory

ベストに合わせたパンツ。こちらは1930年代の中国の市場で屋台の店主が履いていたズボンに着想を得たそう。フロントのボタン部分がデザインのアクセントになっています。こちらの生地はオーガニックコットンのパッチワークで履き心地も抜群。

裾にボタンが施されているため、シルエットに変化をつけることができます。絞ることでより動きやすいスタイルに。
同じパッチワークの生地で、ジャケットもご用意しています。

Chore Jacket / ¥132,000 (tax in)
col. Ivory

こちらは学生服をベースによりカジュアルにデザインされたアイテム。ポケットは3つあるが、そのデザインも19世紀の中国のベストから着想を得ているそう。（こちらは具体的な画像は探せませんでした・・・！）セットアップでも素敵ですし、別々でも程よく存在感があって、スタイリングを引き立ててくれるはず。

Pipa Coat / ¥200,200 (tax in)
col. Charcoal / Deakstock Wool Melton(Italy)

続いては、ベストと同じスタイルのコート。生地はイタリアのデッドストックのウール生地。程よく滑らかで光沢のあるウールで上品な仕上がり。コートとなるとベストとは少し違った見え方で少しハンティング要素もあるような。生地も相まって無骨な雰囲気が漂い素敵です。

ライニングには贅沢にも、表地にも使用されているシャツ生地が。コットン80%とウール20%の裏地で保温性も抜群です。

Petal Collar Shirt / ¥96,800 (tax in)
col. Chinese Mud Silk Black/Brown

こちらはseventyfive定番のペタルカラーのシャツ。ペタルカラーとは”お花のような襟”で花びらのようなデザインの襟がつくことが多いようですが、こちらは生地の切り替えに合わせて少しお花のような形のノーカラーになっています。（完全に私の髪の毛で隠れてしまっています・・・すみません。）こちらのデザインはなんと中国の陶器から着想を得ているようです。ファッション以外からもアイデアを得る・・とても面白いですね。