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Nomat 2024AW “After Standard”

2024AW Collection “After Standard”
農民の姿を崇高に表現したジャン＝フランソワ・ミレー。
彼の絵は、現代でも多くの人に愛されていますが、ミレーが名声を確立して経済的に安定したのは40代後半でした。
歴史や神話を題材とする絵画が評価された時代に、ミレーはアイデンティティに立ち返り、原風景である貧しい農民を描くことで美の基準を新たに作ったのです。

偉大な芸術家の歩みを知り、思うことは普遍への疑問です。

服には長い歴史の中で培われたスタンダードがあり、私達の生活の中にかかせないものとなっています。
けれども、多くの人が愛するスタンダードだからといって、だれもがなじめるわけではありません。

様々なテクニックを使って、ファッションのスタンダードたる生地の個性を削ぎ落とした後に、それでも残る特徴的な何か。
個性を打ち消した後に残る個性。
消そうとして消すことが出来ず、残ったもの。
そこにあるものこそ、Nomatのスタンダード。

今季のタイトルにあるのは、NextでもNewでもなく” After ” という単語。
純粋なる新しいスタンダードというよりも、後に残った・本質が滲み出たものを表現するためのこのワードは今季のコレクションにぴったりはまります。

ご紹介するのが遅くなり完売したものが多いのですが、今すぐ着たいアイテムたちなのでご紹介させてください。

ARGYLE REVERSIBLE SWEATER/￥52,800(tax in)
col: ECRU
size: 1,2
FARMER’S PANTS/~~¥66,000(tax in)~~ sold out
col: CAMOUFLA

こちらLOOKでも一際目の惹いたアーガイルのVネックニット。カシミヤウールのふんわり柔らかい糸を使っており、袖部分だけ透かし編みになっている仕様です。そして最大の特徴はリバーシブルだということ。ニットのボディにチェックのフランネル生地が付けられ、その上から2色の糸でアーガイルステッチが施されています。秋冬らしい配色と柄が可愛い..。こちら側をA面とすると、アームホールや肩線の縫い目が表にくるので柄も相まってよりカジュアルな印象ですね。

もうひとつの面はこんな感じです。チェック生地がうっすら透かされて、代わりにステッチがメインパターンに様変わり。柄の印象が薄くなるのでシンプルなニットと同じように着回しすることが出来そうです。
ベスト型は完売してしまいましたが、ロングスリーブニットは各サイズ残り1点ずつございますのでメンズレディース問わずお探しの方は是非。

BAR JACKET/¥57,200(in tax)
col: BROWN
size: 2,
WIDE PANTS/~~¥48,400(in tax)~~ sold out
col: BROWN
size: 0

1947年にクリスチャンディオールが発表し瞬く間に銘品で知れ渡った、”バージャケット”。その特徴である丸みを持たせた肩のラインや、緩やかなウエストシェイプを取り込んだような、エレガントさのあるジャケットも入荷です。

ジャストサイズで体に沿うような美しいシルエットに、生地は起毛したウールコットンデニム。実物で見るとわかりますが、インディゴ染めしたコットン糸とブラウンやワインレッドのウール糸を混紡させた生地で、この風合いが何とも素敵です。単色なら普段使いでは少しクラシカルすぎるところを、カジュアルな生地や細かなステッチでバランスをとった一着。

SHIRRING SKIRT/¥40,700(in tax)
col: CAMOUFLA
size: 2

こちらはNomatでは定番で出ているシャーリングスカート。今季はハンドペイントで無造作に表現されたカモフラ柄で登場です。プリントの迷彩柄だと気分ではなかったり合わせづらかったり、はたまたメンズライクすぎたり…。このニュアンスで伝わるような、大まかなハンドペイントで柄を表現しているのが、Nomatらしさもあり着やすい。とても良いです。
シャーリングもそこまでぎゅっと絞られているわけではないのでボリュームも出すぎないのが丁度よくて、持っていたらコーディネートの幅が広がりそうだなぁと思います。

さていかがでしたでしょうか。
なかなか数が少なくなってきましたが、気になるアイテムあれば是非店頭まで見にいらしてくださいね。

オンラインストアにも掲載しています！
Nomat/THE STORE by maidens

このところ気温は26度前後でずっと平行線。もっと寒くなって~と心の中で祈っています..。

三浦