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Designer Interview【LOCAL WOMAN】

WOMENS |

こんにちは、ヴィラロです。
どんどん暖かくなってきましたね~昼間は半袖を着て歩いている方々も多く見かけるようになりました。
太田、古田に引き続き本日もCRAFTS WOMENのイベントに合わせインタビューをご紹介していきます。

本日は新しくお取り扱いがスタートしたLOCAL WOMANのご紹介。
インタビュー前にブランドのご紹介させてくださいね!


LOCAL WOMAN 【ローカルウーマン】

LOCAL WOMANはデザイナーであるSarah Gregg Millmanが2020年に設立したカナダ、トロント発のブランド。
幼少期にノバスコシア州のビーチで摘んだワイルドフラワーや、1970年代の美しい母親からインスピレーションを受けています。コレクションは少量生産で、一度に数点のデザインを発表する limited-editionとなっており、生産が中止されたユニークな生地や入手困難な生地、時にはアップサイクルやデッドストックの生地の調達に力をいれています。
これらは季節や時代を超えたモダンクラシックにデザインに落とし込まれます。

LOCAL WOMANを立ち上げる前、Millmanは映画やテレビの衣装デザイナーやスタイリストとして10年以上活躍してきました。アーティストでもあり、カナダ、アメリカ、ヨーロッパで作品を展示し、New York Times, artforum, Art Papers magazineなどでも評価されています。


私がインスタグラムにて海外のいろいろなブランドをリサーチしていたところ、パッと目についたブランドがLOCAL WOMANでした。
ブランドの背景・デザイナーさんの経歴などを調べ、早速コンタクトをとったのがきっかけです。世界観とブランドのシーズンサイクルにビビッときました。
デザイナーSarahとのメールをしていく中でも本当に気さくで明るく、細かなリクエストにも答えてくれました。
パワフルな母でありながらブランドに対する信念や情熱、女性の強さをを感じたのも取り扱いに至った理由です。

もっと彼女の言葉でブランドを知っていただけたらと思いますので、デザイナーのSarahへインタビューした内容をご紹介させていただきますね。

1. あなたの経歴について教えてください。
Could you please tell us about your background?

私はアーティストとして経験を積み、映画のコスチュームデザインに移るまで何年間もインスタレーションアートを制作・展示していました。アーティストの視点からコスチュームデザインに取り組み、その経験を活かして2020年にLocal Womanを立ち上げました。

I was trained as an artist, and I made and exhibited installation art for a number of years before I moved into Costume Design in film. I approached Costume Design from the perspective of an artist, and it was from these combined experiences that I launched Local Woman in 2020.

 

2. 自分のブランドを始めたきっかけは何ですか?
What made you start your own brand?

私が脚本・監督を務めたショートフィルムのために、シンプルでリラックスできるドレスを作ったことがありました。
それを着ている女性は妊娠中で、森の中で踊るのでゆったりとした流れの中で動きやすく目を引くような、それでいてユニフォームのようなものが必要だったのです。
そのドレスは、映画を見た友人たちの共感を呼びました。パンデミック後、私はコスチュームデザイナーとしての仕事をしばらくしていなかったので、その1つのドレスデザインをベースに、異なるファブリックを使用したアイテムで「Local Woman」が生まれました。
それは、時間を使ってクリエイティブな気分を味わい、面白いテキスタイルを発見したいという私の情熱を刺激する方法でした。資本金も従業員もなく、小さな娘がオンラインスクーリングをしている間自宅オフィスでこのブランドをスタートさせたのです。

私はファッションが好きですがそれ以上にパーソナルスタイルが大好きです。
Local Womanはトレンドに左右されずハンドメイドで時代を超えたものを愛する女性のためのものでありたいと思いました。

I had made some simple and relaxed dresses for a short film I wrote and directed. The women wearing them were pregnant and would be dancing in the forest, so they needed to be loose and flowing, easy to move in, and eye-catching – but still like a uniform. The dresses resonated with friends who saw the film, and once the pandemic hit, I wasn’t working as a Costume Designer for a long while, so Local Woman was born based on that one dress design, but in different fabrics. It was a way to pass the time, feel creative, and fuel my passion for discovering interesting textiles.
It was a very organic beginning – I started the line with no capital, no employees, from my little home office while my little daughter did online schooling.

I’ve always loved fashion but even more I love personal style – I hoped Local Woman could be something for women who aren’t interested in trends and more in investing in something handmade and timeless.

 

3. デザインを考えるときに心に留めていることは何ですか?
What is something that you keep in your mind when thinking about design?

着心地、カット、そしてユニークなテキスタイルです。
どんなテキスタイルがデザインのフォルムにマッチするのかを想像するのが好きで、好きな映画の好きなキャラクターが何を着ていたかを考えたりします。
映画は、私のプロセスに多くの情報を与えてくれます。また、着やすさも重要な要素です。

I think about comfort, cut, and unique textiles. I love to imagine what textiles will lend to shapes of the designs. I think about my favourite characters in my favourite films, and what they wore. Film informs my process a lot. Ease for wearing is very big for me too.

 

4.インスピレーションの源となっている女性は誰ですか?
Who are some of the women for whom you are inspired?

最近は、以下の女性のパーソナルスタイルと人生哲学が好きです。
Agnes Varda, Monica Vitti, Zendaya, Hunter Schafer, Rihanna, Julia Kristeva, Charlotte Gainsbourg, Aaliyah, Alice Coltraneなどです。
また、James Baldwinの個人的なスタイルと文章には、永遠に畏敬の念を抱いています。

Lately I love the personal style and life philosophies of: Agnes Varda, Monica Vitti, Zendaya, Hunter Schafer, Rihanna, Julia Kristeva, Charlotte Gainsbourg, Aaliyah, and Alice Coltrane to name a few. I also am forever in awe of James Baldwin’s personal style and writing.

5.最近力を入れていること、今後チャレンジしたいことはありますか?
Are there any things you are focusing on recently or would like to challenge in the future?

小さな子供用カプセル、ブライダルカプセル、そしてユニセックスラインと広げていきたいと思っています。
娘はLocal Kidに大喜びです☺︎ 拡大しながらも、より持続可能な方法を見つけたいし、すべてがとてもパーソナルで情熱的なものであり続けたいと思っています。

I’m hoping to expand with a little children’s capsule, a bridal capsule, and a unisex line. My daughter is very excited about Local Kid☺︎I would like to find a way to be more sustainable while expanding, and to keep everything feeling very personal and passionate.

6.人生において最も大切にしたい事は何ですか?
What do you think are the most important aspects of life?

愛する人々、愛する場所、喜びを与えてくれるものなど、人生の素晴らしさを思い出す時間を持つこと。海や湖で泳ぐこと。辛い気持ちと向き合うこと。エゴを取り除くこと(私にはとても難しいことですが!)。コミュニティーに参加する。他の人が必要としている場所を占拠しない。服飾ブランドや私生活で発生する廃棄物に対して責任を持つこと。私がいなくなった後も、娘やその子供たちがここで暮らせるように、地球を助ける方法を考える。

Taking moments to remember that good life feeling – taking stock of the people I love and the places I love and the things that bring joy. Swimming in the ocean and lakes. Sitting with tough feelings. Dismantling the ego (very hard for me!). Getting involved in community. Not taking up space where others need it. Being responsible for the waste I create with the clothing line and in my personal life. Figuring out a way to help the planet so my daughter and her children, etc.. can continue living here after I’m gone.


人々が生活する上での小さな喜びや当たり前のようで、当たり前ではない事。
彼女のライフスタイルや考え方には同じ女性としてハッと気づかされる事があります。今現在もオンタイムで新しいスタイルやアイデアを少しずつ展開していくLOCAL WOMAN。
これからSarahが探してくるユニークな生地が本当に楽しみです。

では、入荷した商品もご紹介したいのでもう少しお付き合いください!!

左から順に

ISLA DRESS  in Little Daisy / ¥55,000 (tax-in)
LISA DRESS in Green Crush / ¥52,800 (tax-in)
BUBBLEGUM BABY DRESS in Pink Bubblegum Baby, Midnight  / ¥52,800 (tax-in)

透け感たっぷりのデイジー柄はレイヤードアイテムとして中に着るアイテムを色々考えながら楽しんで欲しいです。
絶妙な光沢とプリーツが目を引く綺麗なグリーンカラーは店頭でも早速たくさんのご試着いただいております。
ベルベットのソファで伸びをしながら着ることをイメージしているそうですよ。


ピンクとブラックの展開はリネンシルクの混紡生地。適度な張りとシャリッとした生地は日本の夏には最適。
パッと目を引くピンクは個人的にもNo.1のおすすめ。リネンの割合が多いためシワになりやすいですが気にせずシワッとした雰囲気も楽しんでほしいそうです。
これらのワンピース達は袖の長さと丈の長さをこちらでリクエストしており、日本人がミニワンピースとして膝上で着れるようにしました。
パンツと合わせた時も絶対に膝上の丈感が可愛いと思ったので!ネックと袖に施されたギャザーゴムは自由自在に楽しんでください。

CLOUD BLOUSE  in Blue sky, Midnight / ¥59,400 (tax-in)

大胆な背中あきのブラウス。生地は先ほどのリネンシルクのブラックと水色のお花柄。
軽やかな着心地で立体的な大きめのお花が本当に可愛いくドラマチック…首から背中にかけてラッフルデザインになっているのでボトムスはデニムやチノ、ミリタリーのアイテムでなんかと合わせるのがおすすめです。袖口には繊細なクリーム色の真珠貝ボタンが付いています。


CLAIRE BLOUSE in Damask, Lapis / ¥47,300 (tax-in)

こちらで最後。
プレウォッシュされたコットン生地はリラックスしたデザインに。フロントにはマザーオブパールのボタン。
どんな場面でも気軽に着られるブラウスは前を開けて羽織りのように着るのも良いのではないでしょうか?
色味は鮮やかな2色をご用意。パンツにインしても良いですし、ノータックでルーズに着こなすのもおすすめ。首元のギャザーは肩まで下ろしてオフショルダーにすることもできます。

今回使用しているのは小ロットの生地ばかり。残った端切れも無駄にせず、アクセサリーなど他のものに使うようにしているそうです。
必要なものだけをその都度発注しているので売れた分以上に生産することはないとSarahは言います。

ご紹介は以上となります!
非常に長くなりましたが、いかがでしたでしょうか?
早速店頭でも反応が良く嬉しい限りです。ぜひお店で直接LOCAL WOMANをご紹介させていただければと思います!
オンラインストの掲載はこれからとなりますが店頭からの通信販売も承っておりますのでお気軽にお問い合わせくださいませ。

ヴィラロ

MAIDENS SHOP WOMEN

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2022/04/12

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